目標を達成したいときの考え方【積み上げ思考と逆算思考】

個人起業家の方でしたら、「今年の売上はこれくらいにしたい」など、目標があるかと思います。
目標を達成するには、どうすればいいか。悩みませんか?

今できることを、順番にこなしていくのか。
最終的なゴールを設定して、計画的に進めるのか。

状況にあった方法で進めていく必要があります。

目標を達成するために必要な思考として「積み上げ思考」「逆算思考」があります。
この2つの思考は、目標達成に向けての考え方として必要なものですが、全く正反対の考え方です。

今回は、「積み上げ思考」「逆算思考」についてお話します。

積み上げ思考

積み上げ思考とは?

ゴールは明確に定めず、目の前のことをこなしながら、実際に積み上がったもの(積み上げた実績)が最終的な成果となるという思考方法です。
目標は「今の延長上」で考え、「このまま売上が上がっていけば、何ヶ月後にはこなっているだろう」というような発想です。

例えば

今できることAからまずやります。
終わったらB、次にCをやる。
順に進めていったら、売上が上がった。

といったように今できることを順番にこなしていったら、結果がついてきたというやり方です。

メリット

積み上げ思考のメリットは、目の前にあることから始めることができるので、一歩目の行動がしやすいという点です。
できることを順番にこなしていくので、様子を見ながら進めることができ、柔軟性があります。
また、納得がいった段階で達成とみなすので、そこで満足感を得ることもできます。

デメリット

進めながら、自分で「ここで達成」と達成地点決める為、高い目標設定がしにくい所です。
明確なゴール設定がないため、がむしゃらな努力を必要としないので、大きな飛躍はできません。

逆算思考

逆算思考とは?

先にゴールを設定し、そのゴールから逆算して必要なプロセスを計画し、その計画通りに行動することで、最短距離でゴールにたどり着くための思考方法です。

例えば

12月に〇〇を完成させるには、
10月までにDという作業を終わらせなければならなくて、
そのためには遅くとも9月中にCを仕上げ、
Bは9月頭までに完成させる。
ということはAは8月から始める必要がある。

というように、ゴールに辿り着くにはいつから何を始めればよいかを考えます。

積み上げ思考とは全く逆の考え方で、先に「数字や期限」といった明確な目標を決め、そこに到達するためには今何をして、どのように進めていくかを「逆算」してプランを立てていきます。

メリット

逆算思考のメリットは、積み上げ思考に比べて成果を出しやすいところにあります。
逆算思考では最初に到達したいゴールがあるため、目標がはっきりして、目標達成までの工程が明らかであることが、モチベーションと生産性の向上に役立ちます。
試験合格などを目指すときも逆算思考がおすすめです。

デメリット

明確な目標がある分、ちょっとやそっとではそれが変えられない事です。
予定よりも進みが遅かったとしても、ハードルを下げにくい点です。

まとめ

逆算思考と積み上げ思考について解説しました。
いつまでに、これをやりたい!というような達成したい目標があるのであれば、逆算思考を使って計画を立てた方がいいですが、積み上げ思考のように環境に合わせて、柔軟な対応が必要なときもあります。
どちらかの思考だけで進めるのではなく、積み上げ思考と逆算思考をバランス良く使い分けることが必要です。
2つの思考をバランス良く使い分け、目標を達成するにはどうしたらいいか、考えてみましょう。

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