HTMLメールを使う時の注意点

みなさん、HTMLメールテキストメールの違いは分かりますか?
受信したメールで、装飾(文字に色がついていたり、メール本文に画像が埋め込まれていたり)されたメールを受信されたこと、ありますよね。


※引用元:L’OCCITANE NEWS
こんな感じで、画像などが埋め込まれているメールです。
これがHTMLメールになります。
普通のメールに比べて、インパクトがあるので、マーケーティング効果もあります。
「見栄えも華やかで、目に入りやすい」と良いこともありますが、気をつけなければならないことがあります。
今回はHTMLメールを使用するときの注意点についてお話いたします。

HTMLメールを使う時の注意点

多少のリスクがある

昔は、スパムメールという認識であまり使われていなかったHTMLメールですが、Googleなどの大手企業もHTMLメールを使用するようになり、信頼のおけるHTMLメールが増え始めました。

HTMLメールに対する認識は変化してきましたが、リスクがある事は変わっていません。

・セキュリティの抜け目を狙うウイルス

ウイルス感染の経路の多くはメールによるもので、HTMLメールにウイルスが含まれていた場合、メールを開いたパソコンは、ウイルスに感染してしまいます。
ウイルスに感染することによって、メールを送信する際にウイルスも一緒に送ってしまい、送り先のパソコンにもウイルスが感染してしまうという危険性が考えられます。
具体的には

・ブラウザなどが立ち上がらず、ソフトウェアが正常に動作しない
・保存していたデータを削除・破壊される
・遠隔操作によって知らない間に迷惑メールを大量に送信してしまう
・PC内に保存している個人情報などのデータが、ウイルスによって盗まれてしまう

といった被害が起こる可能性があります。

ウイルスはセキュリティの脆弱性を狙うため、PCの使用環境に何か問題や欠陥がある場合に、感染する危険性が高くなります。
そのため、セキュリティ対策が万全でない環境でHTMLメールを不用意に開いてしまうと、ウイルス感染によって様々なトラブルが出てくる可能性があります。

自分のパソコンの管理はしっかりとする

HTMLメールによって受けるリスクを避けるためには、個人でそれぞれに応じた対策をとる必要があります。
セキュリティの脆弱性は完全になくなることはなく、何か小さな問題や欠点が出てきた場合、そこを狙ってウイルスは攻撃をしかけてきます。
そのため、ウイルスの感染を防ぐには、使用しているパソコンのソフトウェアを最新のものに定期的にアップデートする必要があります。
また、ウイルス対策ソフトをインストールし、アップデートをこまめに行うことも必要です。

ビジネスでは使わないほうがいい

メルマガなどでは、マーケティング効果などを目的としているため、HTMLメールを利用することも多くなっています。
しかし、ビジネスメールで主流として使われているのは、文書のみで作成されたテキストメールです。
なかには、HTMLメールの送信自体を禁止している企業もあります。
理由として

  • 受信する側がHTMLメールをテキスト形式で表示するよう設定している場合、レイアウトが崩れたり画像やデザインが適切に表示されないということがある
  • 受信側の設定によってHTMLメールが自動的に迷惑フォルダに振り分けられてしまう可能性がある

というようなことがあります。

ウイルス感染などセキュリティ上の問題や、相手にとっての読みやすさを考えると、ビジネスメールではHTMLメールではなくテキストメールを利用する方がいいでしょう。

まとめ

最近は、メルマガなどで配信されるようなデザイン性が高く、情報をキャッチしやすい優れたHTMLメールが増えています。
しかし、HTMLメールには便利な機能が備わっている反面、セキュリティ上の問題や危険性を含んでいるのも事実です。
HTML形式のメルマガを送信・受信する際には、その危険性も把握し、十分注意するようにしてください。

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